サーバー君

意外な落とし穴!ウォーターサーバーのコストと水ボトル発注ノルマの関係

ウォーターサーバーを導入する際、気になるのはその費用ですが、レンタル料と水代だけを見て安いか高いかを比較している人も多いのではないでしょうか。しかし、意外な落とし穴となるのが水ボトル発注ノルマです。これを見落としていたために、想定外のコストがかかってしまう場合もあるのです。どういうことなのかを具体的に説明していきます。

知らずに契約すると大きな無駄となる!水ボトルの発注ノルマ

ウォーターサーバーの料金は電気代やメンテナンス代などの諸費用を除けば、レンタル費用と水代を合わせた額で決まると思いがちです。しかし、ウォーターサーバーのメーカーの中には、発注ノルマが存在しているところがあります。発注ノルマとは大きく分けてふたつあり、ひとつは配送時の最低注文ロットを指します。例えば、最低ロットが30リットルの契約なのに10リットルだけ水を配送してもらうのは無理だという話です。しかし、水は密封している限り、半年から1年程度は保存可能なので1度に多少多く配送されても傷んでダメになることはまずありません。全部使い終わってから次の注文をすればいいだけです。

問題はもうひとつの月間注文ノルマの方です。月間注文ノルマとは1カ月に最低この本数は注文してくださいというもので、例えば、月間注文ノルマが30リットルなら1カ月に20リットルしか水を使用しなくても最低30リットルは購入し続けなくてはならないのです。そうなると、当然残りの10リットルは無駄になってしまいます。

メーカーによって異なる発注ノルマの設定

ウォーターサーバーはレンタル代が無料で水代が安ければ必ずしもコストが低いとは言えません。総合的なコストを検討する際には、メーカーの発注ノルマがいくらなのかを知っておく必要があります。極端な話、水代が1リットルわずか30円だったとしても発注ノルマが月1000リットルだったとすれば、水代だけで最低3万円もかかってしまうからです。

そこで、実際に、メーカーごとの発注ノルマがどのくらいなのかを確かめるために、実例をいくつか挙げてみます。まず、発注ノルマが存在しないのが、アクアクララです。その代り、サーバーレンタル料が毎月1000円~1500円ほど必要です。一方、コスモウォーターはサーバーレンタル料が無料の代わりに1カ月に最低でもボトル1本(12リットル)は注文する必要があります。なお、水代は天然水かRO水かで1200円~2000円の幅があります。アルピナウォーターは発注ノルマがボトルを月3本(36リットル)でサーバーレンタル料も月額600円ほどかかりますが、水代は12リットルで約1000円と安めです。さらに、クリティアもノルマは月ボトル3本で、しかも、富士山麓の厳選された水を使用しているため、水代も12リットル1700円と高めですが、サーバー代は無料です。少し変則的なのはクリクラで、発注ノルマは3カ月で6本であり、それに満たなければ月額1000円のレンタル料が発生するようになっています。

以上のように、ウォーターサーバーのコストにはサーバーレンタル料、水代の他に発注ノルマの要素がからむため、自分にとって安いウォーターサーバーを選ぶなら3つの要素を同時に検討しなければなりません。

家族構成やライフスタイルによって異なるウォーターサーバー使用量の目安

発注ノルマによって無駄に水を購入しないためには、まず、自分の家庭でどのくらいの水を使っているかを把握する必要があります。しかも、ウォーターサーバーの水は飲料目的ですから、単なる水道メーターの数値ではなく、飲料水として使用している量を知りたいところです。ちなみに、人間ひとりが1日に必要な水分量は約2リットルです。そのうち、1リットルほどは食べ物の中の水分から補給していると言われているので、水やお茶などから摂取している量は1リットルほどということになります。したがって、ひとり暮らしの場合、1カ月に使用している飲料水は単純計算で約30リットルになります。ただし、これは1日中家にいた場合です。1日の半分を仕事などで空けていた場合は水の消費量はずっと少なくなります。家に帰って寝るだけの人なら1カ月10リットルも使わないかもしれません。こうして考えると、ひとり暮らしの家庭に対して、発注ノルマが1カ月ボトル3本(36リットル)は少々多すぎると言えるでしょう。次に、夫婦ふたりで生活している場合ですが、このケースでも夫が仕事に出ており、ウォーターサーバーの使用目的が飲料水やコーヒー、お茶などに限定されるなら1カ月の使用量は30リットルほどが目安となります。

一方、料理にもウォーターサーバーを使うのであれば、40リットル~50リットルといったところでしょう。この時点でようやく発注ノルマをあまり気にしなくてよいレベルとなります。さらに、赤ん坊が生まれるとミルクを作るのにもウォーターサーバーを使うため、使用量はさらに増えます。もちろん、家族構成が同じでもライフスタイルによって水の使用量は大きく変わってきますが、家族3人以上になると、ボトル3本程度のノルマであればさほど気にしなくてよいと言えるでしょう。

自分の家庭で使う水の使用量をしっかり把握するのが先決

ウォーターサーバーのコストはボトルの発注ノルマによって大きく左右される場合があります。もし、あなたが大家族で大量に飲料水を使用することが分かっているのなら、ノルマはそれほど気にすることはないでしょう。しかし、1カ月の飲料水の使用量がよくわからない場合は、最初に発注ノルマのないメーカーのウォーターサーバーを導入するのもひとつの手です。そして、実際にどのくらいの水を使っているのか分かった時点で改めて導入するメーカーを決めればよいのです。とにかく、自分の家庭での使用量を把握するのが、ウォーターサーバーのコストを節約する近道です。